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My Goal


 

人々の「学習」に対するイメージを「退屈で意味を感じられない面倒なもの」から「自分の成長にとって欠かせないもので、かつ楽しいもの」に変える

 

日本の教育機関、特に大学の教育改革を支援し、教育の質を高めることに貢献する

インストラクショナルシステムデザイン(教授システムデザイン)を効果的に学ぶための学習プログラムを開発し、インストラクショナルシステムデザイン研究の発展に貢献する

よりよい学びを促す仕組み作りや、学習コンテンツの開発を行ない、人々の学びの質を高めることに貢献する

 


研究テーマ (2003年)


 

(1)教育機関に対する問題意識

  私はこれまでに学生として、また社会人として、多くの教育機関に接してきました。その過程で、それらの教育機関には、教師たちが教え方や学習支援の仕方を磨く機会を提供しているところはなく、教師たちはみな、各々が試行錯誤して教え方を磨くしかないということ を問題と考えました。また、優れた教師が持つノウハウを教育機関が自らの組織のノウハウとする仕組もなく、教育の質の良し悪しはすべて教師の属人的な能力に依存していることも問題であると 考えました。

  日本の教育機関、特に大学は、改革を進めようとしていますが、思うように進行していません。ビジョンやゴールを議論して打ち立て ることはできたとしても、それを現実的な計画に落とし込み、教育内容や施策に反映させることができていません。そうした実践的な改革を進めるために必要な知識や方法論を持った人材が不足してい ることがネックになっているのは明らかです。今のまま教育改革を進めようとしても満足の行く成果を挙げられるところは少なく、人材の育成は急務であると考えてます。

  私はそうした問題意識の中で、日本の教育機関が教育ノウハウを高め、必要な人材を育成できる存在に変わっていくために必要な知識と方法論を提供する分野として、インストラクショナルシステムデザイン(教授システム設計)に着目しました。日本ではこの分野は教育工学研究の一領域として捉えられ、研究者の数は限られています。アメリカではこの分野の研究者は多く、教育改革の推進や、教師育成、遠隔教育の発展のための活動を支えています。

  私はこのインストラクショナルシステムデザインの研究を行ない、日本の教育機関がよりよく生まれ変わっていくために必要な知識や方法論を開発し、提供していきたいと考えています。おおまかな方向性としては次のようなものを考えています。

高等教育・社会人教育における学習支援環境のデザイン

オンラインケーススタディ教材等、遠隔学習環境における教材の開発

学校単位・地域単位での教育システム改革の実践研究

 

 

(2)「学習」に対する問題意識

  私は学校の先生とはよく仲良くなる方でしたが、学校自体はあまり好きではありませんでした。じっと教室の席に座っているのが苦手で、勉強もできるだけ楽をしようといつも考えていました。学年で何番とか、全国模試で何番とか、競争的なインセンティブにあおられて、がんばることもありましたが、学校の勉強の内容にはあまり面白さや意味を感じたことはあまりありませんでした。学校は、決まりだから仕方なくいくものであり、勉強は、入試のために必要だから我慢してやる、というものでした。

  しかし、そんな中でも学ぶことを面白いと感じさせてくれるものがありました。小学校時代には「マンガ日本の歴史」を読んで、歴史が好きになりましたし、中学の時にはまったパソコンゲーム「信長の野望」や「三国志」からは、歴史の知識だけでなく、地理の知識や、政治経済の原理をゲームの中で体感できました。大学に入ってから読んだ「ソフィーの世界」では小説を楽しみながら、主要な哲学の考え方を理解できました。テレビ番組にも学びにつながるよい番組は多く、ドキュメンタリー物や、「あるある大事典」のような情報バラエティも学校教材にしてもよいくらいいろいろなことが学べます。

  マンガ、テレビ、ゲーム、小説など、学校以外の文脈で学べることは豊富にあり、私はこれらの価値を見落とすべきではないと考えています。学校に通うことだけが「学習」なのではなく、もっと学習を広く捉えて、学習環境の構造自体を見直すことが、逆に学校の魅力を再構築するための鍵になると見ています。そうした問題意識のもと、次のような方向性で学習のあり方を研究したいと考えています。

学習者が夢中になって取り組める教材の研究開発

生活の中に質の高い学びを組み込むことができるようにするための学習環境デザイン

ゲームを活用した学習活動のデザイン

 

 


 

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